1996-04-25 ArtNo.5831
◆<馬>DRB-Hicom、M$1億投じ6種類の軍用車製造
【クアラルンプル】スイス企業Mowang Motorwagenfabrik AG、スウェーデンのHagglunds Vehicle、英国のAlvice Vehicles Ltdと23日、それぞれ覚書を交換したディバーシファイド・リソーシズ・ブルハド=Hicomグループ(DRB-Hicom)は、パハン州プカンの400haの土地に1億Mドルを投じて軍用及び商用車両の製造施設を設ける計画だ。
DRB-Hicomはこの日また、Mowag及びAlvisとともに、Alam Jujur Sdn Bhdと覚書を交換した。Alam Jujur Sdn BhdはMowag Piranha II 8X8兵員輸送車とAlvis Supacat 6X6全地形型多目的車両の流通を引き受け、DRB-HicomはHagglunds BV-206全地形型多目的車両の流通代理を務める。3トン積み国産トラックのメーカー、DRB-Hicomのモハド・サレー重役(MD)が調印式後語ったところによれば、覚書の交換は関係企業との合弁契約調印に向けての第1歩で、またDRB-Hicomの地元国防産業プロモーションの努力の一環でもある。関係合弁契約は向こう3カ月以内に結ばれる見通しだ。DRB-Hicomはこれ以前にポーランド企業Zaklady Machaniczne Bumar Labedy SAと、ロシア製T-72MIZ戦車の販売・保守契約を結んでおり、またAustrian Steyr-Daimler Puch Pinzagauer 4x4車両をノックダウン製造し、既に104台を陸軍に引渡している。この日調印された覚書はマレーシア政府が陸軍の関係車両購入を承認した際具体化し、DRB-Hicomはプカン工場で6種類の軍用車の製造を手掛けることになると言う。(NST,MBT,STAR:4/24)
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