1996-04-24 ArtNo.5813
◆<星>証取、企業関係者への不動産販売の規制強化
【シンガポール】シンガポール証券取引所(SES)は上場会社が開発した不動産物件の一部を自社重役など関係者に販売する際の規則を強化した。
今回の措置は、ホテル・プロパティーズLtdがナシム・ジェイド・プロジェクトで開発した住宅のうち2戸を自社重役ら2人に販売したことをSESに速やかに報告しなかったためにとられたもので、SESは同社の報告遅延は受け入れがたいものとしている。規則強化の主な内容は、1)開発物件の一部を自社重役や重役の家族、大株主、社員など関係者に販売する際は、2週間以内にSESに報告する。2)社員と重役家族を除く関係者への販売に際しては販売の6週間以内に株主の同意を得る。3)自社開発物件を購入する当事者は株主の同意決議に加わることはできない。4)監査委員会は販売戸数と販売条件が公正で、自社と小株主の利益に反しないことを確認した後、関係者への物件販売を許可する。(ST,BT,LZ:4/23)
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