SEAnews 1996-04-23 ArtNo.5805

【イポー】Soon Bao Corporation(M)Sdn Bhd(SBCM)はスウェーデンやイタリア等の欧州企業と提携し、タワー・クレーンやマスト・クライマー等の建設用重機の国内製造に乗り出す。
ＳＢＣＭは、ホテル、建設、家具製造等を手掛けるSyuen Groupの一員として1992年に設立された。シューエン・コーポレーションSdn BhdのＧ.シバプラガサム重役(MD)によれば、創立間もないＳＢＣＭは設計領域等における経験不足から、外国企業の下請けを務める他なかったが、こうしたタイアップによりより大きな建造契約の元請けも可能になり、技術移転も受けられる。同社はこうして製造された建機を国内市場だけでなく、アジア太平洋地域に輸出する。しかしシバブラサム重役は投資額や製造規模等の詳細は語らなかった。同社は現在イポーに上海企業ボアガン・メタラジカル・コンストラクション・コーポレーションと合弁で鉄鋼構造物の製造工場を設けている。ＳＢＣＭの授権資本は2500万Ｍドル、払込資本は1430万Ｍドルで、これまでに3000万Ｍドルを投資してきた。同社は今後さらに外国企業との技術提携を拡大する計画と言う。(NST:4/22)