SEAnews 1996-04-22 ArtNo.5779

【シンガポール】シンガポールの2月の小売販売指数は旧正月とマレーの祝日ハリラヤが同じ週に重なったこともあって昨年同月比25.6％の力強い伸びを示し、総額21億Ｓドルを記録した。
統計局の発表によれば、自動車販売を除いた小売指数は昨年同月比26.6％上昇した。個別に見ると、百貨店／スーパーの44.5％を筆頭に、雑貨店30.6％、自動車22.7％、衣料／個人用品20.7％、カソリンスタンド18.1％、家具・家庭用品13.6％と、軒並み二桁成長を記録、その他の小売ビジネスも22.5％の伸びを記録した。
しかし前月比では2月の小売販売指数は7.2％の落ち込みを見、自動車販売を除いたそれも3.5％下降した。これは主に同月が1年中で最も短いことによる。しかし百貨店／スーパー(+9.5%)、雑貨店(+6.9%)、繊維製品(+0.4%)、衣料／個人用品(+0.4%)の販売はいずれも前月を上回った。これに対して家具／家庭用品(-26%)、自動車販売(-17.7%)、ガソリンスタンド(ｰ1.4%)の売上は前月を下回った。
ケータリング販売指数は2月には昨年同月比11.6％、前月比1.7％、それぞれ上昇、総額2億4000万Ｓドルを記録した。ファースト・フード店売上は昨年同月比20.1％、前月比5％、レストランは昨年同月比9.2％、前月比4％、それぞれ上昇を見た。しかしその他のフード・ショップの売上は昨年同月比11％上昇したものの、前月比では1.7％の下降を見た。(ST,BT,LZ:4/20)