1996-04-20 ArtNo.5775
◆<印尼>閣僚、バタム島コンテナ港とシンガポールの競合否定
【バタム】インドネシアがバタム島にコンテナ・ターミナルを建設する理由は5年ごとに倍増する輸出需要に応じるためで、シンガポールとの競争を目指したものではない。
B.J.ハビビエ科学技術担当国務相は18日に催されたサウスリンクス・カントリー・クラブのオープニング後、以上の考えを語った。インドネシアの昨年の輸出貨物は280万TEU(20フィート・コンテナ換算単位)に達し、内180万TEUがシンガポールを通じて中継輸出された。現在の成長速度が維持されれば2000年には500万TEU、2006年乃至2007年には1000万TEU、2010年には2000万TEUを突破する見通しだ。米国に匹敵する人口を有するインドネシアの輸出量は2500万~3000万TEUに達した段階で安定する見通しだが、仮に2000万TEUの貨物の輸出を全てシンガポールからの中継輸出に依存したのでは、インドネシアは競争力を維持することはできないと言う。(LZ:4/19)
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