1996-04-20 ArtNo.5763
◆<星>アップル・アンモーキオ工場従業員の前途に再び陰影
【シンガポール】カリフォルニア本社が18日に更に1500人の追加解雇計画を発表する中で、アップル・コンピュータのアンモーキオ工場に就業する2000人の前途に再び陰影が生じている。
アップル・コンピュータはこの日、第2四半期に過去最大の7億4000万米ドルの赤字を計上したのにともない、人員削減規模を2倍に拡大、保有株式などの資産と、外注可能な非戦略的生産活動を売却すると発表した。アップル・アジアのスポークスマン、ドナルド・チョン氏によると、累積投資3億Sドルのシンガポール工場への影響はないと言う。またシンガポール担当マネージャーのツン・ポーホア氏は、シンガポールでは販売/マーケティング担当スタッフが増員されているとし、解雇の可能性を否定した。しかし本社のギルバート・アメリオ会長は「採算性回復に必要ならどこでも、如何なるレベルにおいても可能な措置を採る」としている。(ST,BT:4/19)
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