1996-04-19 ArtNo.5754
◆<馬>シーメンス、1千万マルク投じ電気部品部門強化
【クアラルンプル】ドイツの総合電機メーカー、シーメンスは1000万マルク(M$1700万)を投じて、東南アジアにおける電機部品部門を強化する。
シンガポールを拠点とするシーメンスPte LtdのRoger Hallet重役(ドライブ/低電圧スイッチギア/制御製品部門GM)が17日に催された高速ドライブ新製品の発表会で語っところによると、1000万マルクは主に雇用の拡大/訓練/地域支援センターの拡充に投じられ、シンガポール・ロジスティクス・センターの在庫量も500プロダクツから1500に拡大される。機械やエアコンの作動速度を制御するドライブのマレーシアにおける市場規模は年間6000万Mドルと見込まれ、内シーメンスは300万~500万Mドルのシェアを占めている。マスター、ミディ、マイクロ3カテゴリーに大別されるドライブの価格は765~200万Mドル。同社は大型ドライブ市場をターゲットとしており、小型ドライブ市場は日本製品に支配されている。同社の小型ドライブはシンガポール・マレーシア・エレクトリックSdn Bhdがディストリビューターを務めているが、大型ドライブの流通はシーメンス自身が手掛けている。同社の新製品は昨年7月以来マレーシアで既に600ユニット販売されたと言う。(NST,STAR:4/18)
|