1996-04-19 ArtNo.5748
◆<星>港湾局、中国大連のコンテナ埠頭拡張支援
【シンガポール】シンガポール港湾局(PSA)に率いられるコンソーシアム、シンガポール・ターリエン・ポート・インベストメントPte Ltd(SDPI)は中国遼寧省大連の40億元(S$6.7億)のコンテナ埠頭拡張計画に参画する。
このほど20人の代表団を率いてシンガポールを訪れた大連市の李振栄副市長によると、同プロジェクトは今月末にも中国国家計画委員会の認可を得られる見通しだ。先月北京で調印された契約の下、SDPIが49%、大連港湾局が51%出資する合弁会社ターリエン(大連)コンテナ・ターミナルCo Ltd(DCT)は、ターヤオワン(大窯湾)コンテナ・ターミナルに新たに3つのバースを建設、また1999年までに更に2バースを増設し、その管理を引き受ける。SDPIにはPSAが70.6%、ジュロン・タウン公社(JTC)/AIGエーシアン・インフラストラクチャー・ファンド/スンバワン・マリタイムLtdが各9.8%出資している。大連は上海、天津、青島に次ぐ中国第4のコンテナ港で、遼寧省、吉林省、黒龍江省等の東北地区のゲートウェイを成している。
PSAにとって最初の海外投資事業となる今回のプロジェクトは、リー・クアンユー上級相が94年10月に大連を訪問中に提案されたものだが、PSAは向こう10年間に営業額の20%を海外事業から得る方針で、目下12件以上の海外プロジェクトの評価を進めている。向こう5年間に新たに3~4件、その後5年間に別に5~6件の事業を軌道に乗せる計画と言う。(ST,BT,LZ:4/18)
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