SEAnews 1996-04-18 ArtNo.5740

【クアラルンプル】初の国産オートバイ製造会社モトシカル・ダン・エンジン・ナシオナルSdn Bhd(ﾓﾃﾞﾅｽ)は国産オートバイ部品の納入業者52社を指名した。
モデナス幹部がブルナマ通信に語ったところによれば、排気装置や燃料タンク等の一部主要部品はモデナス自身の工場で製造される。部品の半ばは国内で調達され、エンジン・パーツ等の重要部品を含む残りは日本から輸入される。今年9月から大量生産がスタートするが、請負業者にはそれ以前の一定期間に部品の納入が求められる。ディバーシファイド・リソーシズBhd(DRB)が70％、川崎重工業と日商岩井が各15％出資するモデナスはクダ州グルンに工場を擁し、1997年末までに2気筒及び4気筒の110ｃｃと115ｃｃオートバイを10万台製造する。その後1998年には25万台、2000年までには年間35万台に製造規模が拡大され、国内市場に供給される他、中国、ベトナム、カンボジア、ラテン・アメリカへ輸出されると言う。(MBT,STAR:4/17)