SEAnews 1996-04-18 ArtNo.5738

【ジョホール・バル】マレーシアはポート・クランにのみ依存する必要はなく、建設が予定されるジョホール州のタンジュン・プルパス港も中継貿易センターとしての潜在性を備えている。
リン・リョンシク運輸相が月曜当地で語ったところによれば、ウェスト・ポートの開発が完了後は、最早ポート・クランには拡張の余地がなくなることから、マレーシアはもう1つの中継貿易センターを必要としている。政府はパシル・グダン港が拡張の限界に達したことからタンジュン・プルパスに新港を開発する方針を決めたが、海運業界筋も主要航路に近接した同地をトランスシップメント・ハブとして開発するよう政府に提案している。タンジュン・プルパスは、国内貨物輸送業務をシンガポールから取り戻すのに役立つだけでなく、インドネシア、タイ、ミャンマー、インド、バングラデッシュ等の貨物の域内中継港の役割を担うことができると言う。(ST,BT:4/17)