1996-04-18 ArtNo.5731
◆<星>松下、海外初の生産工学R&Dセンターをオープン
【シンガポール】松下電器産業は16日、同社としては海外初の生産工学研究開発(R&D)センターをオープンした。
松下は現地法人松下テクノロジーPte Ltd傘下の同R&Dセンターに向こう5年間に9800万Sドルを投じ、半導体や電子回路等の精密加工組立技術の開発研究を手掛ける。500平米のR&Dセンターには目下75人のスタッフが勤務しているが、5年内に別に40人のエンジニアがリクルートされる。同社はこの間1900万Sドル以上をシンガポーリアン及び日本人R&Dスタッフの訓練に投じ、スタッフの半ばを日本における研修に参加させる。
生産設備機器の製造と技術者の訓練を手掛ける松下テクノロジーの1995年の営業額1億6900万Sドルの内15%はR&D活動により占められたが、その比率は2000年までに40%に高められる。同社は国家科学技術局(NSTB)が最近設けた企業のための研究奨励スキーム(RISC)の適応を申請している。(BT,LZ,ST:4/17)
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