1996-04-17 ArtNo.5728
◆<馬>英連邦競技会以降も建設業の活況持続:レポート
【クアラルンプル】マレーシアの建設業は1998年の英連邦競技会の終了後、多少成長速度が鈍化することはあっても依然活況が持続する見通しと言う。
W.I.カー(M)Sdn Bhdが15日発表した報告書によれば、昨年15%の成長を見たマレーシアの建設業は、既存のメガプロジェクト(M$200億プトラジャヤ事業2005年完工/M$150億バクン・ダム2003年完工等)が全て完了するまで、向こう数年間依然として11~12%の成長率を維持できる見通しだ。建設業の高度成長は小休止する可能性が有るが、これは一層の経済成長のための調整期として積極的に評価すべきである。英連邦競技会はスポーツ・コンプレックス以外に新クアラルンプル国際空港、ハイウェイ、鉄道リンク、新ホテル等のプロジェクトの引き金となった。この他、建設ブームは1994年の南北ハイウェイの完成によっても拍車がかかり、ニュータウンの建設等、郊外の開発が活発化した。第6次マレーシア計画下には1120億Mドルが建設事業に投じられたが、向こう4~5年間には更に少なくとも1775億Mドルが投じられる見通しで、第7次マレーシア計画の予算では96-2000年の間に2000億Mドルが投資されることになっている。(ST,BT:4/16)
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