1996-04-17 ArtNo.5716
◆<星>シングテル/タイム・ワーナー、VOD事業で協力
【シンガポール】シンガポール・テレコム(シングテル)は15日、米国のメディア・ジャイアンツ、タイム・ワーナー・ケーブル(TWC)と、シンガポール及び域内におけるビデオ・オン・デマンド(VOD)サービスに関する協力覚書を交換した。
同覚書の下、両社は商業用VODサービスの営業とデザインに関わる専門知識や経験を交換する。シングテル幹部によると、両社の合弁に関してはまだ具体的内容は決まっておらず、先ずはインターラクティブTVやVODの経済性や運営上の事業化調査が進められる。出資率等の問題は実行が決まった段階で詰められ、域内市場の潜在性も研究されると言う。シングテルは目下同社の従業員20世帯を対象にVODサービスを試運転中で、数カ月後にはサービス対象が280世帯に拡大される。シンガポール放送事業局(SBA)は試験サービスは許可したものの、商業サービスのライセンスは発行しておらず、商業サービスは1998年までは実現しない見通しだ。
他方、TWCはフロリダ州オーランドで光ファイバー・ケーブル及び同軸ケーブルを利用した世界初のケーブル/コンピューター/電話技術のフル・サービス・ネットワークをテスト中と言う。(ST,BT,LZ:4/16)
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