SEAnews 1996-04-16 ArtNo.5709

【ペナン】ペナン拠点のフレクス・サーキットやボイス・コイル・マグネットの製造業者、トランス・キャピタルSdn Bhdは需要の急増に応じるため当初800万Ｍドルを投じてサラワク州クチン近郊のサマ・ジャヤ・フリー・インダストリアル・ゾーン(FIZ)に工場を建設、スバン・ジャヤ(ﾍﾟﾅﾝ州ｽﾌﾞﾗﾝ･ﾌﾟﾗｲ)の労働集約業務を新工場に移転する計画だ。
トランス・キャピタルのチュアン・チョンライ会長が13日語ったところによれば、同社はＦＩＺに3ｈａの土地を確保しており、投資額はその後1000万～2000万Ｍドルに拡大される。マレーシアン・インターナショナル・マーチャント・バンカーズBhdを通じて2月に証券委員会にクアラルンプル証取(KLSE)二部上場を申請、今年第3四半期の上場を目指すトランス・キャピタルは、持ち株会社トランス・キャピタル・ホールディングズBhdを設立する計画だ。この日はペナン・デベロプメント・コーポレーション(PDC)にトランス・キャピタル・ホールディングズBhdの2％の権益を売却する契約が結ばれた。同社はこれ以前に別の3社に22.7％の権益を売却する契約を結んでいる。(SEAnews96/3/22,3/26参照)トランス・キャピタルは最近またタイピン拠点の指サック、工業用手袋製造会社SineMed Latexを買収した。トランス・キャピタルの昨年度営業額は2億7700万Ｍドルで、80％はハード・ディスク・ドライブ・メーカー向けプリント基板の売上で占められた。(STAR,NST:4/15)