1996-04-16 ArtNo.5699
◆<星>国立大学、S$1200万投じ4領域の技術開発
【シンガポール】シンガポール国立大学(NUS)は国内経済の競争力を補強する戦略的技術を開発するため国家科学技術局(NSTB)及びアカデミック・リサーチ・ファンドの援助下に総額約1200万Sドルの4つの研究プロジェクトに着手した。
NSTB副会長も兼ねるNUS副総長補のHang Chang Chieh教授(48)によると、これらのプロジェクトは、より多くの情報を記憶できる新素材、情報伝達の加速に役立つ数学、マイクロチップ部品の耐用期間の測定、動くマイクロチップに関わるもので、いずれも経済開発局(EDB)とNSTBにより次代を担う先端技術領域として認定されたものである。技術が急速な進歩を遂げる今日、業界からのシグナルを待って大学が研究を開始したのでは、遅きに失する恐れがある。このため業界に先行して研究を進める必要があり、またこうした研究活動は世界のトップ・ブレーンをシンガポールに誘致することにもつながると言う。--事項参照。(ST:4/15)
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