1996-04-15 ArtNo.5695
◆<馬>プリンセス、オン・ベンセン氏らを米国法廷に告訴
【シンガポール】マレーシアのプリンセス、ザリナ・ザイナル女史は先週水曜、クアラルンプルにおけるプラネット・ハリウッド・レストランの共同経営権を不法に奪われたとして、米国国家安全委員会元顧問のリチャード・アレン氏及びシンガポールのビジネスマン・オンベンセン氏らをニュヨーク高裁に告訴した。
同訴えによれば、アレン氏のアメリカン・ヨーロッパ・アジア・インターナショナル・トレード・アンド・マネージメント・コンサルタンツLtdがプラネット・ハリウッドのフランチャイズ権を獲得後、アレン氏は1994年1月にザリナ女史にクアラルンプルにおける出店計画を実行するコストの半額として100万米ドルを投資するように持ちかけ、ザリナ女史はこれを引き受けた。ザリナ女史はその後オン・ベンセン氏から同持ち株の買い取りを提案されたが、拒否した。その後アレン氏はクアラルンプルを含む各地におけるフランチャイズ権をオン氏に売却したが、ザリナ女史はその際いずれの側からも権利譲渡に関する相談を受けなかったと言う。このため同女史は100万米ドルの投資と500万米ドルの潜在的投資収益を喪失したとし、1600万米ドルの損害賠償を求めている。
しかし同訴えの内容はオン氏が1993年3月16日にプラネット・ハリウッドのアジア太平洋地域16カ国におけるフランチャイズを獲得したとのこれ以前の報道と矛盾している。(ST,BT:4/13)
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