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1996-04-15 ArtNo.5689
◆＜星＞閣僚候補の５分の４は公共部門出身者に：首相
【シンガポール】ゴー・チョクトン首相は13日に催された公共民間部門の若手リーダーとの懇談会の席上、次期総選挙に触れ「潜在的な閣僚候補のほぼ5分の4が公共部門出身者で占められる」との見通しを語った。
それによると閣僚以外の与党国会議員も半数は公共部門出身者で占められる見通しだ。次期総選挙には閣僚の潜在性を備えた民間部門出身の候補者1人を立てられそうだ。首相は少なくとももう1人か2人の閣僚候補者を立候補させたいところだが、依然として説得できないのが現状と言う。閣僚給与の見直しで、民間との給与ギャップが狭まったことが、人材確保上の好材料と言えるが、民間の有能な人材を政界に引き出すことは、男性にしろ、女性にしろ益々困難になっている。公共部門の人材に関しては、履歴や指導力を測定する上で、政府は有利な立場に有ると言う。
首相は、1999年までにスイスの1984年当時の生活水準に到達すると言う目標は、ほぼ照準に収めたとし、今後は物質面だけでなく、精神面でも富裕な国を建設せねばならないとの考えを示した。それによるとシンガポールの1人当たりの国民所得は84年当時の1万4900Ｓドルから2万5800Ｓドルに上昇、年率7％の経済成長を維持すれば、3年後にはスイスの84年当時の3万1550Ｓドルのレベルを突破できると言う。(ST,LZ:4/14)
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