1996-04-15 ArtNo.5687
◆<星>サリム、QAF支配権益獲得目指し布石
【シンガポール】インドネシアのサリム・グループは傘下のQualifを通じてスイス・バンク・コーポレーションと、食品会社QAFの2500万株と250万ワラントを、7月15日以前に1株1.93Sドルと1ワラント1.02Sドルで買い取るコール・オプション契約を結んだ。
Qualifは4月11日現在QAFの7830万株(総発行株式の24.77%)と895万ワラント(総発行ワラントの7.1%)を握っており、仮にオプションが実行されると、QualifのQAF持ち株は1億330万株(32.68%)、1145万ワラント(9.14%)と成り、発行株式の25%以上のシェアを取得したものに義務づけられた公開買付を提案せねばならなくなる。今回の動きをQAFの支配権益獲得を狙ったものと見る者が有る反面、マレーシア・ホンリョン・グループに率いられるコンソーシアム、キャマリンがQAF持ち株を拡大しつつあることに対する防衛措置と見る向きも有る。(ST,BT,LZ:4/13)
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