1996-04-12 ArtNo.5660
◆<馬>トンカ、主要なIT企業に
【クアラルンプル】ビジネスマン、モクザニ・マハティール氏のトンカ・ホールディングズBhdはマレーシアIT(情報技術)市場の主要プレーヤーとして急速に浮上しつつある。
トンカの完全出資子会社テクノシフSdn Bhdは20日、ドイツ企業ソフトウェアーAGのソール・ディストリビューターに指名された。同契約の下、マレーシアにおいて流通が手掛けられる主要な製品は中規模乃至大型製造業会社のためのリソース・プラニング・システム“Prodisアプリケーション”で、テクノシフは同アプリケーションのバックアップ・サーポートを提供するためプロディス・コンピテンシー・センターを設ける。同センターではマネージメント・コンサルタント、プロジェクト・マネージメント、アプリケーション・コンサルタント、アプリケーションの改良、開発、支援、保守、訓練等のサービスも提供される。アジア太平洋地域市場開拓も目指すテクノシフは同センターをプロディスの域内における支援インフラ施設として利用する計画だ。テクノシフは既に石油/ガス業界におけるセシミク探査データの分析に用いられるコンピューター・システムのサプライヤーとして地歩を築いている。トンカ・グループのミルザン会長兼CEOによれば、テクノシフの営業額は現在の900万Mドルから向こう3年間に1000万Mドルほど拡大する見通しだ。トンカ・グループはこの他、通信やビジネス・ツールとしてのインターネットの利用に関わるサービスを提供するアジア・コネクトSdn Bhdを傘下に有する。(NST,MBT,STAR,LZ:4/11)
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