1996-04-11 ArtNo.5650
◆<馬>国内経済への圧力に関わらずインフラ計画実行:副首相
【クアラルンプル】マレーシア政府は、労働力や国際収支への圧力に関わらず大型インフラ開発は続ける方針だ。
アンワル副首相兼蔵相が9日催された建設業セミナーで語ったところによれば、インフラ・プロジェクトの遅れは国内流通システムの渋滞を招く恐れがあり、メガ・プロジェクトは1つづつ進められるが、それ以外のものは時には複数のプロジェクトを同時に進めねばならない。このため労働力、専門職、金融、国際収支等に圧力がかかるが、これらのプロジェクトは必要なだけでなく、緊急に実行せねばならない。政府は急速な開発に伴うネガティブな影響に対しては、国内資源の利用促進を通じた輸入削減等の対策を講じる。第7次マレーシア計画下の建設プロジェクトの総額は第6次計画下の1120億Mドルから2000億Mドルに拡大すると言う。(ST,LZ,MBT:4/10)
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