1996-04-11 ArtNo.5644
◆<星>アクマ、米国モデム会社ヘイズの権益買収計画修正案発表
【シンガポール】アクマLtdは9日、カナダ企業ノーザン・テレコム(ノーテル)が米国のモデム・メーカー、ヘイズ・マイクロコンピューターの権益(49%)共同買収計画から撤退したことに伴う、修正案を発表した。
アクマがシンガポール証取(SES)に報告したところによれば、ノーテルが2400万米ドルで買収するはずだった24.5%の権益は、アクマ(US$360万)、SES上場会社2社(US$240万/US$360万)、SPクェック・インベストメンツPte Ltd(アクマのSPクェック会長の所有企業US$240万)及び香港投資家(US$1200万)により分担される。これによりアクマの持ち株比率は当初の24.5%から28.2%に拡大され、アクマはヘイズの取締役会に代表2人を送り込むとともにSPクェック会長自身も取締役に就任する。香港投資家は代表1人を派遣する。取締役会会長は創設者のデニス・ヘイズ氏が務めるが、ヘイズが公開上場されるまでの間、最高経営担当者(CEO)やその他の重要ポストの人事に関してはアクマの承認を得ねばならない。以上の修正案はなお米国破産法廷の承認を得る必要があると言う。(ST,BT,LZ:4/10)
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