1996-04-11 ArtNo.5643
◆<星>IPC、ブルと合弁事業ゼニス・データの処置協議
【シンガポール】地元企業IPCコーポレーションは、米ゼニス・データ・システムズがパソコン大手パッカード・ベルに買収されたのにともない、フランスのグループ・ブルと、シンガポールにおける両社の合弁会社ゼニス・データ・システムズ・アジア・パシフィックの処置を協議しており、来週までに結論が出る見通しだ。
パッカード・ベルは、ライバル、IPCとの提携の可能性を否定している。同社のリム・フアットセン副社長は、パッカード・ベルがシンガポールにゼニスの地域営業本部を設けることになれば、IPCとブルに合弁の解消もしくは社名の登録抹消を求めるかも知れないとしている。ゼニス・データ・システムズはこれ以前はブルの完全出資会社で、ゼニス・アジア・パシフィックはその地域営業本部として機能してきた。IPCとブルは、ゼニスの社名を残したまま、あるいは社名を変えて合弁を維持することもでき、またIPCがゼニス・アジア・パシフィックの持ち株をブルに売却したのち、ブルがパッカード・ベルにゼニス・アジア・パシフィックを売り渡すと言った方法も考えられると言う。(BT:4/10)
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