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1996-04-10 ArtNo.5638
◆＜印尼＞ＰＴフリーポート事件で大型鉱山開発契約に見直し
【ジャカルタ】インドネシア政府はイリアン・ジャヤのＰＴフリーポート・インドネシアの鉱業現場で発生した住民との紛争事件を重視し、大型鉱山開発契約に見直しを加える計画だ。
サルウォノ・クスマアトマジャ環境相によると、ＰＴフリーポートの営業は現地住民との間の摩擦を生じさせており、特に経済的格差の拡大が問題となっている。ＰＴフリーポートは合法的営業を行っており、閉鎖する訳にはいかないが、問題は解決せねばならない。先ず同社の営業が環境保護条件を満たしているかを点検し、またできるだけ地元への利益還元を促すと言う。ＰＴフリーポートは外部の人間のみを雇用、これ以前から地元住民の反発を買っていたが、同社車両の交通事故をきっかけに生じた紛争で3人が死亡、鉱山も2日半にわたり操業停止に追い込まれていた。(BT:4/9)
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