|
1996-04-10 ArtNo.5636
◆＜馬＞１月の貿易収支、再度Ｍ＄１１億赤字記録
【クアラルンプル】マレーシアの貿易収支は昨年12月には6億5300万Ｍドルの黒字を回復したものの、今年1月には再び11億Ｍドルの赤字に後退した。
アンワル副首相兼蔵相は8日の国会で以上の数字を明らかにするとともに、経済のファンダメンタルは依然として堅調だが、1月の貿易赤字は国際収支を改善する努力と有る種の特別な方策の必要を示していると語った。同相によれば、こうした努力には輸入削減、サービス部門の強化、地元原料の使用奨励、貯蓄拡大が含まれる。一方、3月の基準貸出金利は8.8％と1992年の9.5％、1986年の10.75％を下回ったが、副首相は、海外借り入れに依存することなく国内投資需要が賄えるよう貯蓄を促す必要が有り、国民の貯蓄意欲を失わせぬ金利水準を維持せねばならないと指摘、インフレを抑制し、貯蓄を奨励するため、金融引き締め政策を維持すると語った。(MBT,NST,ST,BT:4/9)
|
|