1996-04-10 ArtNo.5628
◆<星>NCS、ネット通じページング/FAXサービスも
【シンガポール】国家コンピューター局(NCS)子会社のナショナル・コンピューター・システム(NCS)は独自のウェブ・サイト“フォーカスアジア”を通じ、アルファーヌーメリック・ページング・サービスやFAXサービスを提供する。
NCSが8日発表したところによれば、インターネット・ユーザーはウェブ・サイトにアクセス後、メッセージをキーインし、フォーカスアジアに送付すれば、シンガポール国内のアルファーヌーメリック・ペジャー契約者に同メッセージを伝達できる。これまではアルファーヌーメリック・メッセージは交換台に電話をかけ、オペレーターを通じてメッセージをキーインしてもらわねばならなかった。またNCSはウェブ・サイトを通じて受領したFAX文をシンガポーポール国内のFAXマシーンに中継するサービスも提供する。NCSはこの日サイバーウェイとインターネット・アクセス・サービスの再販契約を結んだ。NCSは独自の付加価値サービスとパッケージにしてサイバーウェイを通じたインターネット・アクセス・サービスを提供する。目下NCSのインターネット・メンバーシップは“プラチナム・プリビリッジ・メンバーシップ”と“ゴールド・グリッター・メンバーシップ”から成り、前者はFAXやペジャー・サービスも受けられるが、後者は基本的なインターネット・サービスに限られる。サーバーウェイのチェン・チョンポー重役(GM)によると、NCSは公共部門インターネット・ユーザーを統括しており、今回の再販契約によりサイバーウェイは公共部門インターネット・ユーザーを、特にシングネットやパシフィック・インターネットを通じたアクセスが要求されぬ限り、自動的に傘下に収めることができると言う。
NCSはまたウェブ・パブリッシング、アプリケーションの開発、電子取引、インターネット・コンサルタント等のサービスを手掛ける“NCSエンタープライズ・インターネット・サービシズ”を発足させた。(ST,BT,LZ:4/9)
|