1995-02-18 ArtNo.561
◆<星・馬>貿易紛争妥結せねばWTOに仲裁要請:通産相
【シンガポール】シンガポール政府は2国間協議によりプラスチック樹脂に対する輸入規制の撤廃をマレーシア側に認めさせることができないなら、世界貿易機関(WTO)の仲裁を要請する方針だ。
ヨー・チュートン通産相が16日、BT紙に語ったところによれば、WTOの紛争仲裁手続きの下、最大60日間の2国間協議後、初めてWTOの仲裁を求めることができる。昨年4月にポリエチレン及びポリプロピレンの輸入に際して事前認可取得を義務づけたマレーシア政府は、同措置は搖籃期の国内産業を保護する手段として新ガット/WTOにより認められたものとしている。しかしシンガポール政府は、同措置で国内業界は関係製品のマレーシア向け輸出が44%も減少、深刻な打撃を受けたと主張している。(BT:2/17)
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