1995-02-18 ArtNo.560
◆<星>経団連、蘇州タウンシップの販促に協力提案
【シンガポール】経団連代表団は16日、シンガポールが中国と共同で開発中の蘇州タウンシップの日本におけるプロモーションに協力する意向を表明した。
豊田章一会長に率いられる経団連代表団55人はこの日午後、ゴー・チョクトン首相、リー・シエンロン副首相、リー・クアンユー上級相、ヨー・チュートン通産相、フィリップ・ヨー経済開発局(EDB)局長等と会談、また午前にはシンガポール商工会議所連合会主催の会議に出席した。夕刻に催された記者会見の席上、米倉経団連副会長は、「蘇州タウンシップは上海や大連の開発事業に比べ日本での知名度が低い」、「シンガポールは円高に乗じて日本でのプロモーションを強化すべきで、資料さえ提供されれば、経団連も積極的に協力する」等と語った。また三好理事長によると、ゴー首相は東アジア経済協議体(EAEC)構想に日本の参加が得られなければ、無意義であり、またEAECの成立により、アジア太平洋経済協力閣僚会議(APEC)の機能が弱められるとすれば、この種の概念は受け入れられないだろうと指摘した。これに対して経団連はゴー首相が提唱する欧亞サミットに支持を表明したと言う。経団連代表団は17日午前には次ぎの訪問地タイに赴いた。(ST,BT,LZ:2/17)
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