1996-04-06 ArtNo.5592
◆<印尼>マレーシア企業、スンパティ・エアの最大株主に
【ジャカルタ】マレーシアのラブアン島を拠点とするアセアン・アビエーション・インクは、スンパティ・エアの40%の権益を買収、後者の最大株主となる。
これに伴い国軍傘下のPTトゥリ・ウバヤ・サクティの持ち株は40%から25%に、木材王の異名をとるボブ・ハッサン氏のそれは35%から20%に、スハルト大統領子息フトモ・マンダラ・プトラ氏に率いられるハンパス・グループのそれは25%から15%に縮小、払込資本は500億ルピアから2000億ルピアに拡大する。スンパティはシンガポールやパースを含む、域内の諸都市を運航、その資産は9000億ルピアにもぼる。スンパティは火曜の株主総会で以上の取引に対する株主の承認を得るとともに、今年10月に15-20%の株式を公開、ジャカルタ証取に上場すること、エアバス300シリーズの航空機少なくとも3機及びフォーカーF-100型航空機10機を購入することを認められた。アセアン・アビエーションの主要株主は不明。(ST,BT,LZ,STAR:4/4)
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