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1996-04-03 ArtNo.5548
◆<星>CD-ROMドライブ・メーカー受難時代持続?
【シンガポール】期待はずれのクリスマス・セールで大量の在庫を抱えたCD-ROMドライブ・メーカーは大幅値下げによる低速ドライブの在庫整理を強いられている。
最大の被害者は独立の中小メーカーで、これらには地場のクリエイティブ・テクノロジー、アズテク・システムズ、IPCコープ、ウェンズ・パリファラルズ、オプティクス・ストーリッジが含まれる。先週金曜にはクリエイティブ・テクノロジーがCD-ROMドライブの在庫調整に伴う3000万米ドルの帳簿抹消を発表、問題の深刻さを浮き彫りにした。今日の状況は、昨年生じた4倍速ドライブの不足に端を発している。当時ドライブ・メーカーは、クリスマス景気も当てにして製造設備を大幅に拡張したが、クリスマス・セールが予想外に低調だったことから在庫を積み上げる結果となった。1月時点で105米ドルした4倍速ドライブは今や40~75米ドルに、6倍速ドライブも140米ドルから半値の75米ドルに下降している。証券業界の電子産業アナリストは「問題はメーカーが4倍速、6倍速ドライブの在庫をどれほど抱えているかだ」と指摘するが、この点についてアズテクもIPCもウェンズも口を閉ざしている。しかしオプティック・ストーリッジは「在庫レベルは非常に低く、その上強い需要を享受している」と語った。同社は早期に4倍速ドライブの製造を停止、来月は10倍速ドライブの量産を開始する。アズテクも今年第3四半期から10倍速ドライブを売り出す予定だ。年末までには12倍速ドライブが業界のスタンダードになる可能性がある。一部のアナリストは値下がりは底打ちしたと語るが、CD-ROMドライブ業界の見通しは依然として暗く、また地場中小メーカーは、同市場の70%のシェアを握るパナソニック、ソニー、ミツミ、NEC等の日系大手との競争でも守勢に立たされている。ビッカーズ・バラスのアナリストは地場メーカーが同業界で日系大手と競争するのは容易ではないと指摘した。日系メーカーが月間平均50万ユニットを製造しているのに対し、地場メーカーの平均月産量は10万ユニットに過ぎないとされる。ともかく大部分のアナリストは、アズテクやウェンズ、オプティック・ストーリッジの受けた打撃はクリエイティブほど深刻ではないとの点で意見が一致している。これはクリエイティブが直接小売市場をターゲットにしているのに対し、これらの企業は相手先商標製造業者(OEM)を顧客に注文生産しているため、在庫レベルもそれほど高くないと見られるからだ。(BT:4/2)
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