1996-04-02 ArtNo.5539
◆<星>SP、ナットスチール等と江蘇省で発電事業2件計画
【シンガポール】民営化された電力・ガス会社のシンガポール・パワー(SP)は、政府系鉄鋼会社ナットスチール及び現地との合弁により、中国江蘇省武進における2件の発電事業に参加する。
江蘇省武進大衆鋼鉄社幹部によると、武進の業界団体と政府代表はシンガポールの多数の上場企業とインフラ事業に関する商談を進めており、この内SP/ナットスチールと武進鋼鉄集団の発電事業契約が近く調印される見通しだ。SP(35%)/ナットスチール(35%)/政府貿易会社イントラコ(30%)の合弁会社シンガパワー・デベロプメントは江蘇武進大衆鋼鉄有限公司及び武進鋼鉄集団と、50:20:30の出資率で、8億元(S$1.43億)を投じ50MW(メガワット)の発電施設2基を建設する。第1期工事は今年6月に着工、1年半で完工する。2000年には全ての工事が完了し、武進、常州、上海の一部地域に電力を供給する。
ナットスチールと武進鋼鉄集団が51:49の出資率で昨年10月に設立した武進大衆鋼鉄有限公司の投資額は5800万米ドル、従業員は1000人以上、今年の営業額は4億5000万元(S$7758万)と見込まれている。武進鋼鉄は従業員3400人、昨年の年商10億元(S$1.7241億)の中型企業。(LZ:4/1)
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