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1996-04-02 ArtNo.5537
◆<星>大部分の電子銘柄、今年も二桁成長:アナリスト
【シンガポール】シンガポール証取(SES)上場の電子銘柄中12月末締め決算制を採用する18社の純益総額は一昨年の2億9280万Sドルから2億5760万Sドルに12%下降したが、証券業界のアナリストらは、異口同音に同数字は業界のパフォーマンスを反映しておらず、歪められた数字とコメントしている。
こうした歪みが生じた主因はIPCコーポレーションの27%の減益を筆頭とする一部ビッグ・プレーヤーの不振で、アクマ、エレテック、ゴールドトロン等の予想外の減益が業界の足を引っ張った。しかしながら18銘柄中11銘柄が二桁増益を記録、3分の2の企業は増益率を加速している。好業績の筆頭は液晶ディスプレー・メーカー、Vikayインダストリアルの312%の増益で、エイサー、エレクトロニク・リソーシズ、フレクステック、STコンピューター・システムズ、セクサンもアナリストの予想を上回る好収益を実現した。アナリストらは今年の業績については上半期の不調がどの程度のものかにもよるが、下半期の業況回復で今年も大勢としては力強い二桁増益が維持されると見ている。懸念要因としては下降傾向を見せている米国景気の先行きが指摘された。(ST:4/1)
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