1996-03-30 ArtNo.5511
◆<馬>米国ブリード・テック、エアバッグ製造も検討
【クアラルンプル】米国ブリード・テクノロジー・インクは十分な需要が確認されれば、マレーシア国内にエアバッグの製造施設を設けることも検討する。
ブリード・テックのマイケル・シェリル重役(アジア市場担当取締役)及び代理業者のSRSテクノロジーSdn Bhdのアッシュマン・シャー・スルタン・アズラン・シャー会長が28日語ったところによると、マレーシア工場は域内の需要に応じることもできる。エアバッグのプロトン社への納入契約が結ばれたことから、ウィラ及びサトリア新モデルのバイヤーにはエアバッグの装備が新たなオプションとして提供される。また既存のウィラ、サトリアのオーナーもプロトン社の公認ワークショップで、ステアリング・ホウィールにエアバッグとセンサーの据えつけを注文できる。価格は1100Mドル。SRS(サプリメンタリー・リストレイント・システム)40と命名された同装置はシート・ベルトの効果を補強するもので、事故発生時に40リッターのエアバッグが瞬時に膨張、運転者の顔面への衝撃を80-90%吸収する。同装置は事故発生の度に更新する必要がある。他のタイプの自動車への据えつけも計画されているが、センサーはそれぞれのタイプごとに調整し、少なくとも60回のクラッシュ・テストを行う必要があるという。(ST,MBT:3/29)
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