1996-03-30 ArtNo.5509
◆<星>港湾局の大連コンテナ港開発計画に今週中に認可も
【シンガポール】シンガポール港湾局(PSA)にとって初の海外合弁投資事業となる中国遼寧省大連市におけるコンテナ港の開発プロジェクトに今週中にも中国政府の認可が下りる可能性が予想されている。
大連港湾局のチャン・デーシン副局長は28日当地で催された“中国における協同一貫輸送”と題するセミナーの席上、今週中にも北京当局が同プロジェクトを認可する可能性を示唆した。同氏によれば、仮に認可されれば、その後直ちに契約調印される見通しだ。大連港湾局は合弁会社ターリエン・コンテナ・ターミナル(DCT)に51%出資すると言う。
一方、PSA幹部の報告によると、同事業のコストは40億元(S$6.7億)で、現地のターヤオ湾には新たに2つの深水バースが設けられる。これらのバースは14メートルで、既存の2つのそれは11メートル。この他、クレーン14基やコンピュータ・システムも導入され、シンガポールのタンジョン・パガルやケッペル・ターミナル並みの大型コンテナ・コンプレックスになると言う。(BT:3/29)
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