1996-03-28 ArtNo.5475
◆<星>造船5社、EDBと共同で海事企業改良計画推進
【シンガポール】日立、ジュロン、ケッペル、パン・ユナイテッド、スンバワンの造修船5社は26日、経済開発局(EDB)と共同で造修船下請会社に雇用される労働者の技術向上を図る新制度マリン・グループ・ローカル・インダストリー・アップグレーディング・プログラムを始動させた。
同制度のもと、造修船5社は対象労働者の技術訓練を引き受け、溶接、塗装、安全管理などの訓練コースを6月からスタートさせる。EDBは下請会社のアップグレードに必要な機器を選定するとともに購入資金を融資する。この種の下請会社は現在、造修船業界の労働者2万6000人の70%を雇用しているが、労働者1人当たりの付加価値は大手の7万Sドルに対して、2万6000Sドルに過ぎない。この日新制度の始動を宣言したヨー・チュートン通産相は、下請会社の付加価値上昇は造修船業界全体の生産性の飛躍的向上をもたらすだろうと指摘した。(ST,BT,LZ:3/27)
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