1996-03-27 ArtNo.5464
◆<馬>ABBダイムラー、US$1億信号システム受注目指す
【香港】ABBダイムラー・ベンツ・トランスポーテーション(ADトランズ)はマレーシアにおいて年内に発注が予想される1億米ドル相当の鉄道信号システムの獲得を目指している。
ABBダイムラー・ベンツ・トランスポーテーションSdn BhdのRauno Boga重役(MD)が月曜香港で語ったところによれば、年内に発注が予想されるのは1)クアラルンプル・セントラル・ステーション、2)バトゥ・ケーブズ・ステーション、3)ポート・クラン/ウエスト・ポート・レール・ライン、4)クライ/シンガポール・コミュータ・トレーンに関わる4件の信号システム契約で、ADトランズはこれまで同様地場通信会社のサプラと共同で、これらの契約の獲得を目指す。同社はこれ以前にサプラとクラン・バリーにおけるマラヤ鉄道(KTM Bhd)複線化計画に関わる1億5000万Mドルの信号システム工事を受注している。ADトランズはこの他、提案されているペナン及びジョホール・バルにおける軽便鉄道計画(LRT)やクラン・バリーLRTシステムの第3期、第4期工事にも注目している。同社はクランバリーLRTの第1期、第2期工事を既に受注している。マレーシアにおける製造事業については、これらのプロジェクトを獲得してプレゼンスを確立した上のことになるが、仮に実行が決まれば当初1億Mドル程度の投資が必要となる見通しで、地元パートナーとの合弁方式を採用する可能性も有ると言う。(NST,MBT,STAR:3/26,SEAnews3/21号参照)
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