1996-03-27 ArtNo.5458
◆<星>地下鉄東北路線の建設請負業者資格審査受け付け開始
【シンガポール】陸運局(LTA)は24日、地下鉄(MRT)東北路線建設請負入札の事前資格審査を行うと発表した。
MRT東北路線の土木工事12件の入札は今年下半期に募集され、1997年末までに発注される。中でも大型なものはセンカン・デポ、スラグーン/ウッドリー両駅の建設と既存の南北/東西路線と新路線が交差するドービー・ゴート駅とオートラム・パーク駅の再開発。センカン・デポは400haの土地に車両の修理やオーバーホール施設が設けられる。スラグーン/ウッドリー両駅の建設では2.5キロのトンネル/3車線の立体交差/インターチェーンジ等が開発される。ドービー・ゴート駅の再開発には、既存駅と周辺の不動産をリンクする4つの階層から成るインターチェーンジ、4万平米の商業開発、そして軽便鉄道(LRT)の接続施設も含まれる可能性がある。オートラム・パーク駅については3階層のインターチェーンジ、2.6キロのトンネルの他、6万平米の商業開発が予定されている。ドービー・ゴート駅とオートラム・パーク駅は市街地開発と交通計画の統合を目指す陸運局のビジョンを体現したショーケースの役割を担う。陸運局はまた、東北路線の多くの駅はユニークな歴史的背景を有する地区に設けられるため、デザインに際してはこうした環境との調和も要求されると指摘している。全長20キロの新路線は2002年の開通が目指されている。(ST,BT,LZ:3/25)
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