1996-03-26 ArtNo.5457
◆メコン盆地共同開発領域の確定作業完了:ラフィダ通産相
【クアラルンプル】マレーシアはメコン盆地の共同開発領域の確定作業を完了した。
ラフィダ通産相が24日語ったところによれば、これらの領域にはシンガポールと中国の昆明を結ぶ鉄道リンク、インフラ、農業、人的資源、鉱物資源、ソシオ・エコノミーが含まれ、関係報告書が今年12月にジャカルタで開かれる非公式ASEANサミットに提出される。目下これらの開発に要するコストの算出作業が進められており、財務担当官はアジア開発銀行や世界銀行等の国際機関と特別金融パッケージの可能性を協議している。民間部門は既にテクニカル委員会に参加しており、5月には報告書がマレーシア政府に提出される。ASEANプラス3(日本/韓国/中国)のコーディネーターを務めるマレーシアは6月にクアラルンプルで開かれるASEAN閣僚レベル会議に同報告書を提出する。開発作業は事業化調査後にスタートし、その際には諸外国の技術、ノーハウの導入が図られると言う。(MBT,ST,BT:3/25)
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