1996-03-26 ArtNo.5449
◆<星>高島屋、新コンセプト導入し婦人服売場の活性化目指す
【シンガポール】高島屋はハイエンド・ラベルのセコンド、サード・ラインの商品を新たに加え、婦人服売場の品揃えを強化する。
高島屋シンガポールの新マネージング・ディレクター兼ジェネラル・マネージャーに3月1日付けで就任した上野氏によると、これまで婦人服部門の品揃えはヤング女性のキャリア・ウェアーと年輩女性向き商品が中心とされて来たが、ヤングと平均年齢31歳のキャリア・ウーマンから成る典型的な地元女性顧客のニーズにマッチしていなかった。また高島屋ショッピング・センター内にはハイエンド・ブランドのブティックは多数存在するが、現代の潮流に乗ったラベルはほとんど手掛けられていなかった。このため来月初旬までに9つの国際ブランドのセコンド、サード・ラインの商品を新たに導入、このギャップを埋める。これらにはGiorgio Armaniのセコンド・ラインMani、Emanuel Ungaroのセコンド・ラインEmanuel、Moschinoのセコンド・ラインCheap & Chic、米国デザイナーMichael KorsのICB、Kenzo、A-Line、Anne Klein II、Vittadini Sportsが含まれる。サード・ラインはカジュアル・ウェアー、セコンド・ラインは一般にフォーマルなビジネス・ウェアーで、ファースト・ラインに比べ20~40%割安となっている。これらのニュー・ラインは全て店内のコンセショナーにより販売される。この他、今年5月末までに2階の婦人服売場には欧州及び香港から13のニュー・ブランドを導入、3階の売場はローカル・デザイナーのラベルに転換する。また新たにモダーン及びモードと言う独自ラベルを追加、既存ラベルのローゼットも拡張すると言う。(ST:3/25)
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