1996-03-26 ArtNo.5446
◆<星>サイバーウェイ、法人/個人ユーザー双方に照準
【シンガポール】サイバーウェイのアクセス・サービスは法人と個人ユーザーの双方に等しく重心を置いている。
先週サービスを開始したシンガポール第3のインターネット・アクセス・プロバイダー、サイバーウェイのチア・チェンポー氏(GM)によれば、同社はフォールト・トレラント・デジタル・アルファー・システムや大量/高速通信を可能にする設備に莫大な投資を行い、ウェブ・サイトとの僅かなアクセス断絶もビジネスに深刻な影響を受けるようなユーザーに最も信頼できるサービスを提供するとともに、如何なる個人ユーザーのEメールも紛失させるようなことがない。サイバーウェイはフェラリのパフォーマンスとBMWの品質を、ホンダの価格で提供すると言う。サイバーウェイの全てのダイアルアップ・ラインはISDN互換で、法人ユーザーと個人ユーザーの双方にISDNパッケージを提供している。少なからぬホーム・オフィス/スモール・オフィス・ユーザーが同社とISDNサービス契約を結ぶものと期待されている。当面はアクセス・サービスに重点が置かれるが、他社と提携し、システム統合/ネットワーキング/ホームページ作成/ウェブ・サイトにおけるプレゼンテーション等、異なるユーザーの異なるニーズにも応じる。同社はインフォマティクス・コンピューター・スクールと提携、インターネット・トレーニングやホーム・ページ作成のコースも提供している。ライバル2社シングネットとパシフィック・インターネットはいずれもリージョナル・インターネット・バックボーンの構築を目指しているが、80%のネットユーザーの通信は米国に集中しており、同社としては当面推移を観望する方針と言う。(BT:3/25)
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