1996-03-25 ArtNo.5435
◆<馬>首相、国産車の輸出競争力アップでコスト・カット督励
【タンジュン・マリム】マハティール首相は23日、国産車プロトンのコストをカットし、輸出競争力をアップするよう激励した。
この日ウル・ブランで催されたプロトン第2工場の起工式を主宰したマハティール首相によれば、コスト・カットは不可欠だが、品質を犠牲にすることはできない。輸出するためには、良好な品質と競争力有る価格を実現せねばならない。もしプロトンが年間50万台製造しようと思うなら、大部分の製品は輸出せねばならず、国内市場に依存することはできないと言う。プロトンは昨年約15万台を製造したが、内輸出されたのは13.3%、2万台余りだった。第2工場の最終的製造能力は35万台で、既存工場と合わせたプロトンの製造能力は年間50万台に達する。しかし98年の操業開始当初の製造能力は15万台となる。三菱自動車との合弁になるプロトンは現在20%の部品を輸入しているが、アナリストは価格ベースでは輸入部品は依然として生産コストの60%を占めると見ている。マハティール首相はマレーシアに製造拠点を設ける多国籍企業に更に多くの部品を地元で調達するよう呼びかけた。(ST:3/24)
|