1996-03-22 ArtNo.5402
◆<星>IDDEMA記憶装置会議、HDD市況に楽観
【シンガポール】国際ディスクドライブ装置・素材協会(IDDEMA)が20-21両日主催した1996年アジア・コンピュータ・ストーリッジ・コンファレンスの初日のパネルディスカッションでは、今年のディスク・ドライブ(HDD)業況に関する楽観論が相次いだ。
米国金融アナリストのジョン・ヴァン・ブロンカースト氏は、最近の半導体BB(book-to-bill)レシオから見る限りチップは値下がりしつつあるが、市況の転換を示すものではないと指摘、産業調査会社トレンドフォーカスのマーク・グリーン重役(MD)は、半導体BBレシオはすでに底を打った気配があり、パソコン需要も今年20~30%拡大するだろうと語った。ディスカッションでは、今年のHDD販売は昨年の8900万ユニットを上回る1億~1億1000万ユニットが見込まれ、またシーゲートによるコナー・パリファラルズの吸収合併などで値下がりも鈍化、昨年業界を苦しめた部品不足も今年は緩和するとの見通しが示された。(BT:3/21)
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