SEAnews 1996-03-20 ArtNo.5373

【クリム】マハティール首相は18日、日立製作所と韓国のＬＧグループのウエハー製造事業計画の認可延期を指示したとの外国の報道を否定した。
マハティール首相はクリム・ハイテク・パークの開所式を主宰後、「そんな話は聞いていないし、政府幹部の消息と言うが、誰もその種の接触を受けていない」と語った。当該報道は関係プロジェクトに通じた政府筋の言として、「マハティール首相は今年1月、プロジェクトの条件等に見直しを加えるため、認可見合わせを指示した。このためマレーシア関係当局の担当官は他のウエハー事業についても認可していいものかどうか迷っている」としている。同報道は政府投資会社カザナ・ホールディングズにより組織されたウエハー事業誘致専門委員会のメンバーを務めるラシド・フサイン氏がソウルで「マレーシアはサムスンのウエハー・プロジェクトの誘致を目指すトップ競争者の1国である」と発表する依然になされたもの。
マレーシアがハイテク領域への外人投資奨励策の競争力強化を図っているとの説について首相は、条件さえ魅力的なら如何なる投資家でも誘致できるとするとともに、半島北部に新空港を建設する計画を加速する考えを明らかにした。空港建設地は未定と言う。(MBT,ST:3/19)