SEAnews 1996-03-19 ArtNo.5365

【シンガポール】昨年ベトナムのコンピューター市場はほとんど2倍に拡大したが、今年も60％の成長が見込まれている。
米国の市場調査会社インターナショナル・データ・コーポレーション(IDC)によれば、昨年のベトナムにおけるＰＣ(ﾊﾟｿｺﾝ)販売台数は前年の4万台から7万8000台に95％の成長を遂げ、売上も6400万米ドルから1億2480万台に拡大した。今年は12万4800台の販売が見込まれている。ブランド別では昨年はコンパックのシェアが28％でトップ、台湾のエイサーが7％、ＩＢＭが6.3％で続いている。クローンのシェアは94年の60％から45％に下降、今後一層の下降が予想される。またコンパックのシェアも他社の浸食を受ける見通しだ。コンパックもＩＢＭもベトナム人の訓練に力を入れているが、ＩＢＭ幹部は「ベトナムの学生は夜中でも、たとえ朝5時でも教師に質問の電話をかけ、夕刻7時までクラスにとどまっている。彼らの技術吸収力の旺盛さは正に驚異的で、ベトナムは5年後にはテクノロジー・タイガーになるだろう」と予想している。(BT:3/18)