1996-03-15 ArtNo.5314
◆<馬>首相、M$47.5億パルプ製造事業2件の起工式主宰
【クアラルンプル】マハティール首相は明日(3/16)、サラワク州ビントゥルにおける総額47億5000万Mドルのパルプ製造プロジェクト2件の起工式を主宰する。
両プロジェクトはいずれもバクン・ダム建設現場で伐採される雑木(丸太としての経済価値を持たない)をその原料として使用する。バクン・ダム建設事業を推進するEkran Bhdの姉妹会社PWEインダストリーズBhdはインドネシアのPTガジャ・ガルダMASと、45:55の出資率でサラワク・パルプ・アンド・ペーパーSdn Bhd(SPP)を設立、30億Mドルを投じ、1997年の稼働を目処に年産100万トンのパルプ・プラントを建設する。またインドネシアのシナルマス・グループに属するシンガポール拠点のアジア・パルプ&ペーパーCo Ltd(APP)はサラワク・ティンバー・インダストリー・デベロプメント・コープ(STIDC)と60:40の出資率でボルネオ・パルプ&ペーパーSdn Bhdを設立、17億5000万Mドルを投じ、年産60万トンのパルプ工場を建設する。STIDCは40%の持ち株分として20万haの森林伐採権を同プロジェクトに注入する。両工場はEkranのティン・ペクキイン会長が開発中のビントゥル・インダストリアル・パークに設けられる。(BT:3/14)
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