1996-03-15 ArtNo.5313
◆<馬>フェデラル・パワー、フジクラの支援下に高圧電線製造
【クアラルンプル】フェデラル・パワーSdn Bhd(FPSB)はフジクラの協力の下に最大150キロボルト(KV)までの高圧電線の製造に乗り出す。
FPSBのミスロン・ユソフ重役(MD)によると、同社は現在36KVまでの中圧電線の製造を手掛け、月間1000トンのアルミニュウムを使用しているが、6月までには1200トンに拡大される。既に関係覚書を取り交わしたフジクラとは、最終段階の協議が進められており、シャー・アラム工場における高圧電線の製造は1997年半ばまでにスタートできる見通しだ。目下ASEANにはマレーシアに2社、タイに1社、高圧電線製造会社が存在し、主に国内市場向け製造を行っているが、FPSBは製品をシンガポール、ブルネイ、パキスタン、フィリピン、インドネシア、ミャンマー、ベトナムに輸出する計画だ。しかしトゥナガ・ナシオナルBhd(TNB)や他の電力供給業者はその電力供給の改善を図っており、この方面の需要が拡大しているため、当面は国内市場の開拓に力を入れる。FPSBには、プルモダラン・ナシオナルBhd、フェデラル・ケーブルズ・ワイヤーズ&メタルズ・マニュファクチュアリング、TNBの他、フジクラも10%出資、フジクラは1974年以来技術供与を引き受けている。(STAR:3/14)
|