1996-03-15 ArtNo.5307
◆<星>供給過剰でマリーナ会員権急落、投資家に打撃
【シンガポール】今後3年間にさらに4億Sドル以上がマリーナの建設に投資されようとしているが、マリーナ建設ブームで会員権価格が急落、投資目的で入会した会員は深刻な打撃を受けている。
ラッフルズ・マリーナの主要株主、ナットスチール・マリーンのジェフリー・レン重役(GM)によると、同マリーナの会員2300人のうち実際に利用しているのは300人ほどで、残る2000人は投資目的で会員権を購入したものと見られるが、同マリーナの会員権は5年前の4万7000Sドルから、2万2000Sドルに値下がりしている。需要が好調なら値下がりするはずがなく、マリーナ会員権は今後さらに値下がりする見通しと言う。現在、ポンゴル・マリーナは2万7000Sドル、レパブリック・オブ・シンガポール・ヨット・クラブは2万5000Sドルで会員を募集している。また、会員オンリーだったバタム島のノンサ・ポイント・マリーナは最近、非会員の利用も認めている。(BT:3/14)
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