1996-03-14 ArtNo.5289
◆<星>ウエハー・パーク造成でJTCの土地購入予算急増
【シンガポール】政府が複数のウエハー・ファブ・パークを設け、ウエハー産業を振興する戦略を打ち出す中で、ジュロン・タウン公社(JTC)の今年3月末締め年度土地買収予算が過去最高の12億Sドルに急増した。
政府公報によると、JTCの今年度土地購入予算は当初7億7900万Sドルだったが、3億6000万Sドルが追加され、ほぼ12億Sドルに達した。昨年度までの過去5年間の予算は1億7000万~5億Sドルで、10億Sドルを超えたのは初めてのこと。JTCスポークスマンは予算膨張の理由を、ウエハー産業用の土地取得と、工場および工場用地の需要増に対応するためと説明している。JTCはファブ・パーク用地としてタンピニスの47haの購入を決めており、さらにトゥアス・ビュー、チャンギ・サウス、トータック・アベニュー、ウッドランズ・イースト・エクステンション、およびブシン島とスラヤ島の土地購入を予定している。トゥアス・ビューの50haの土地は一般工業用、ブシンとスラヤ2島の合計16haの土地は化学・石油化学工業用、チャンギ・サウスの土地は流通・ロジスティクス産業用、トータック・アベニューの土地は倉庫用と言う。(BT:3/13)
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