1996-03-11 ArtNo.5251
◆<馬>日独ハイテク中小企業の買収目指し持ち株会社設立
【クアラ・トレンガヌ】日本及びドイツのハイテク中小企業の買収を目指し、地元企業20社が各5%を出資、当初払込資本200万Mドルの持ち株会社プレミア・チョイスSdn Bhdを設立した。
プレミア会長に就任したヤハヤ・アハマド氏が8日語ったところによると、プレミアにはヤハヤ氏が率いるディバーシファイド・リソーシズBhdや国産車製造元プロトンの他、テクノロジー・リソーシズ・インダストリーBhd、YTLコーポレーションBhd、ブルジャヤ・グループBhd等が出資している。6カ月前に設立されたプレミアは自動車、電子、建設、通信関連のハイテク部品製造企業を買収のターゲットとしており、既に日本とドイツに各2、3社の買収対象を見出している。プレミアは、先ずこれらの企業の全権益もしくは一部権益を買収、マネージメント・チームと労働者を送り込む。その後時機を見てマレーシアへの技術投資を行う。こうして移植されたハイテク中小企業は地元中小企業に取って替わる。これによりマレーシアの産業界は日本製やドイツ製のハイテク輸入部品への依存を断ち切ることができ、マレーシアの国際収支の改善にもつながると言う。なおプロトン・シトロエンのいまだ無名の合弁事業は4月5日にスタートすると言う。(NST:3/9)
|