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1996-03-11 ArtNo.5250
◆＜星＞企業の海外直接投資２９％アップ
【シンガポール】シンガポール企業が1994年に行った海外直接投資は373億Ｓドルと、前年比29％アップ、1993年の成長率25.5％から加速している。また国民総生産(GNP)に占める海外直接投資の比率も35.6％と、前年の31％を上回った。
統計局の発表によれば、業種別に見ると金融部門が全体の44.2％を占め最大、以下製造26.6％、商業7.9％、ビジネス・サービス6.8％、不動産6.3％と続く。海外進出企業の数は4295社と、14.1％の成長にとどまり、既存海外事業の拡張投資が増えていることが窺える。また1件当たりの平均投資額も870万Ｓドルと、13％の拡大を見た。国／地域別ではマレーシアが全体の21.7％(S$80.8億)を占め最大、、香港が17.5％(S$65.1億)で2位、以下蘭領アンティルズ(S$28.9億)、米国(S$26.5億)、ニュージーランド(S$22.2億)、英国(S$18.4億)、中国4.5％(S$16.6億)、インドネシア3.6％(S$13.3億)、オーストラリア(S$12.5億)、オランダ(S$10.9億)と続く。また香港を除くアジア諸国への投資は製造業中心、欧米は金融中心だが、オーストラリアについては金融31％、不動産23.9％、製造22.3％、商業17.9％と、かなり均衡のとれた投資が行われている。(ST,BT,LZ:3/9)
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