1996-03-09 ArtNo.5243
◆<比>今年のGNP成長率6.5-7.5%:IMF幹部
【マニラ】国際通貨基金(IMF)チームはフィリピンの今年の国民総生産(GNP)成長率が6.5-7.5%に達すると予想している。
フィリピンの昨年のGNPは5.3%と、一昨年の5.7%を多少下回ったが、IMFの予測値は昨年実績を1%ポイント以上上回っている。IMFチームのKadhim Al-Eyd団長によると、堅調な輸出/投資動向から見て、世界的な景気下降やメキシコ危機のような予想外の外的ショックがない限り、同成長率は実現可能と言う。昨年フィリピンの輸出成長率は29%を記録したが、フィリピン当局が7日発表したところによると、今年1月の輸出は、電子製品及び電子部品輸出に牽引され、22.4%拡大した。フィリピン当局はインフレ率も現在の11%から今年末までに5.5-6%のレベルに抑制、通年の上昇率を7.5-8.5%に収めることを目指している。(ST:3/8)
|